不動産鑑定士とは
不動産鑑定士 | 宅地建物取引主任者 | |
試験の合格率 | 4.3%(受験者数に対する最終合格者の割合です) | 17.9% |
業務内容 | 不動産の鑑定評価 不動産に関するコンサルティング |
不動産の売買・賃貸の仲介に伴い、契約書や重要事項説明書に記名押印して説明すること |
有資格者数 | とても少ない(非常にマイナーな資格です)ちなみに私の登録番号が9020ですので、制度発足以来まだ1万人いってません。 | とても多い。ちなみに平成21年度の試験の合格者は34,918人だそうです。 |
簡単な比較表ですが、不動産鑑定士の方が試験が難しく、人数が少ないと言うことだけは分かっていただけると思います。 しかし、重要なことは試験の難易度ではありません。
売買しないと不動産屋は儲からない!
上記の表の業務内容を見てください。不動産の業務は不動産の売買・賃貸の仲介です。このような取引を仲介させていただいて初めて報酬を得ることが出来ます。言い換えれば、お客様から不動産の問題を相談されて、仮にその問題を解決できるような助言が出来たとしても、売買や賃貸の取引が無い限り不動産屋さんは儲からないのです。儲からなくても、信用獲得のために積極的お客様の問題解決に協力してくれる不動屋もたくさんいます。しかし、これはあくまでボランティアです。相談する方も無理は言えませんし、仮に失敗したときに責任を取ってもらうことも出来ません。
さらに、不動産屋さんが儲けに走ってしまえば売る必要の無い不動産を売却してしまったりと言うことも起こりうるのです。
ですので、不動産の問題を相談する相手として、不動産屋さんを選択する場合は慎重の上にも慎重を期するべきなのです。